「ショットバー」を経営するAさん。ご新規さま獲得のため、雑居ビルから路面店へ移転し4年が経ちました。
雰囲気のいい外装も評判で、飛び込みで入店されるお客様も多く、「高い家賃を払ってでも路面店にして正解だな!」と思っていました。でも、この頃、ご新規さまどころか、来店される数が激減しています。
広告を出したつもりの費用を、路面店の家賃にまわしたのに、広告を出すことを考えている今日この頃です。
「海鮮居酒屋」を経営するBさん。毎日、自分で市場に行って仕入れた、新鮮な食材を使った料理が評判です。でも、長引く不況で客足が減り、仕入れの量が読めない毎日が続いています。
少なく仕入れた時に限って、常連さんから「あれ食べたかったのに…。」の言葉。そして、珍しいものを仕入れた時に限って来店が少ないなど、どうにかして、本日の逸品を伝えたいと悩んでいる今日この頃です。
「ラーメン店」を経営するCさん。行列ができるほどではないけれど、そこそこの人気店と自負していました。ある日、体調不良で、ちょっとばかり愛想が悪かった日に来店したお客さん。デジカメでラーメンを撮っていたので、ブログで紹介してくれるのかと思いきや、書いていることは悪口だらけ。あれ以来、徐々に客足が減ってきています。愛想が悪かったのは、その日だけだと悔やみ、解決策を探している今日この頃です。
「クリーニング店」を経営するDさん。小さいながら技術には定評があり、染み抜きなどは同業者からも依頼がくるくらいです。でも、近頃、激安クリーリング店のチラシがよく入ってくるようになりました。常連さんから「これだけ値段が違えば考えちゃうわね…」の言葉。それでいて、井戸端会議で聞こえる「どこかに上手なクリーニング店は無いかしら」の言葉。うまくアピールできる方法がないかと悩む、今日この頃です。
4年前にオープンし、今や3店舗を展開する「居酒屋」で店長をしているEさん。お店をまかされ、一生懸命の努力のおかげで、常連さんも増え順調でしたが、3年目を超えたくらいから、少しづつ客足が鈍ってきました。
親しい常連さんに聞いたら、いつも同じメニューなので「飽きた」とのこと。それではいけないと思い新メニューを開発したけど、常連さんが戻ってきてくれない。どうしたらいいかと、頭を抱える今日この頃です。
「農業」を経営するFさん。祖父の代から続くメロン農家です。今年は気候もよく、近年最高の出来で、あのブランドのメロンよりも美味しいと評判です。
親しい八百屋さんも「お客さんに試食してもらうと、全員、美味しいと言ってくれますよ」との言葉。それなら、もう少し高く売ってほしいと伝えると、「それは難しい」と言われました。やっぱり「ブランド力か…」と思い、組合もあてにならないと悩んでいる今日この頃です。